食事・家事

ミールキットは高い?自炊・市販弁当・外食との費用と手間を比較

まな板に切った玉ねぎとピーマンを並べた写真
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広告|本記事には、ヨシケイ・Oisixの広告・アフィリエイトリンクが含まれます。サービスの評価と比較は、広告の有無にかかわらず編集部の基準で行っています。

ミールキットは、自炊より高いのでしょうか。商品代だけを見ると、多くの場合は自分で食材を買うより高くなります。ただし、市販弁当や外食を置き換える場合まで含めると、価格差の意味は変わります。

この記事では、大人2人の夕食を基準に、自炊モデル、市販弁当、外食モデル、ヨシケイ、Oisixを比較します。「時間をお金に換算すれば得」とは考えません。実際に何円多く支払い、その代わりに献立決め・買い物・下ごしらえなどの何が減るのかを分けて整理します。
費用を最も抑えやすいのは自炊モデルです。 一方、ミールキットには「食費を安くする道具」ではなく、献立決めや買い物、食材の計量・下ごしらえを減らすために追加料金を払う面があります。調理自体をなくしたい場合は、市販弁当や宅配食の方が目的に合います。
ミールキットと宅配食の仕組みから整理したい方は、先に「ミールキットと宅配食の違いは?減らしたい家事から選ぶ時短サービス案内」をご覧ください。 料金・送料・商品内容は2026年9月9日に公式情報を確認しました。この記事は実際に利用した体験談ではありません。料金は地域、人数、週の献立、注文額によって変わります。

今回の比較条件

比較の土台は、次の条件にそろえています。
  • 大人2人が夕食を食べる
  • 1人1食は、主菜・副菜・主食がある夕食とする
  • 週1食、週3食、平日5食を置き換えた場合を計算する
  • 月額は「週間費用×52週÷12か月」で算出する
  • 初回割引、クーポン、ポイント、お試し価格は使わない
  • ミールキットに主食が含まれない場合、炊飯後150g相当の米代を1人約53円加える
  • 電気・ガス・水道、交通費、駐車場代は含めない
自炊・市販弁当・外食は、総務省「小売物価統計調査」の2026年8月・東京都区部の価格を使用しています。ヨシケイは東京都日野市のヨシケイ・オザム、Oisixは本州の定期宅配を条件にしています。すべての地域にそのまま当てはまる全国平均ではありません。

先に比較結果:2人分の夕食はいくらになる?

今回の試算モデル:自炊モデル

  • 1人1食の目安:約419円
  • 週1食の月額:約3,600円
  • 週3食の月額:約10,900円
  • 平日5食の月額:約18,100円

今回の試算モデル:市販弁当 (弁当3品平均)

  • 1人1食の目安:約621円
  • 週1食の月額:約5,400円
  • 週3食の月額:約16,100円
  • 平日5食の月額:約26,900円

今回の試算モデル:ヨシケイ・カットミール (東京圏の料金例)

  • 1人1食の目安:約799~838円
  • 週1食の月額:約7,300円
  • 週3食の月額:約21,800円
  • 平日5食の月額:約34,400円

今回の試算モデル:外食モデル (定食等3品平均)

  • 1人1食の目安:約1,120円
  • 週1食の月額:約9,700円
  • 週3食の月額:約29,100円
  • 平日5食の月額:約48,500円

今回の試算モデル:Kit Oisix (公式掲載例の中央値)

  • 1人1食の目安:約1,078~1,378円
  • 週1食の月額:約11,900円
  • 週3食の月額:約29,300円
  • 平日5食の月額:約46,700円
数字だけなら、自炊モデルが最も安く、市販弁当が続きます。ヨシケイは市販弁当より高いものの、外食モデルより低い試算です。Kit Oisixは注文数によって送料の負担が変わり、今回の中央値モデルでは外食に近い水準になりました。 ただし、ここで比べているのは同じ料理の価格ではありません。市販弁当や外食は調理済みですが、ミールキットは自宅で調理します。価格差だけで順位を決めず、次に「その差額で何が減るか」を見ていきます。

自炊モデルは1人約419円。ただし「食材を使い切る」前提

自炊費は、総務省の小売物価統計調査にある東京都区部の税込価格を使い、2人×5日分の材料原価を計算しました。

食材群:米

  • 5日分の設定:生米650g
  • 試算額:約528円

食材群:肉・魚

  • 5日分の設定:鶏肉400g、豚肉・輸入牛肉・塩さけ各200g
  • 試算額:約2,732円

食材群:野菜

  • 5日分の設定:キャベツ500g、たまねぎ400g、トマト・きゅうり各300g
  • 試算額:約768円

食材群:基礎調味料

  • 5日分の設定:油、しょうゆ、みそ、砂糖、酢、ケチャップの使用量
  • 試算額:約159円

食材群:合計

  • 5日分の設定:大人2人×5食
  • 試算額:約4,186円
1食あたりでは2人約837円、1人約419円です。安い食材だけに偏らないよう、5日間で鶏肉を2回、豚肉・牛肉・魚を各1回使うモデルにしました。 これはスーパーのレジで最初に支払う金額ではなく、実際に使った量の原価です。包装単位で購入すると一度の支払額は高くなりますが、残った米・野菜・調味料を別の食事で使い切れば、材料原価としてはこの水準になります。食材を余らせたり廃棄したりすれば、自炊の実質単価は上がります。

家計調査の月間食費を90食で割らない理由

総務省の家計調査は、世帯の食料支出や、外食・調理食品にいくら使っているかを見る資料です。しかし、月間食費には朝食、昼食、夕食、菓子、飲料、酒、外食などが含まれます。 その総額を単純に90食で割っても、「自炊した夕食1回の費用」にはなりません。この記事では家計調査を食費全体の傾向確認にとどめ、自炊原価は小売価格と使用量から計算しています。

市販弁当は1人約621円、外食モデルは約1,120円

「惣菜」という言葉には、おかずだけの商品も含まれます。今回は主食と主菜がそろった1食分を比較するため、表記を市販弁当に限定します。

モデル:市販弁当

  • 使用した品目:幕の内弁当639円、からあげ弁当690円、かつ丼弁当533円
  • 1人分の平均:約621円
  • 2人分:約1,241円

モデル:外食モデル

  • 使用した品目:カレーライス930円、とんかつ定食1,511円、豚肉しょうが焼き定食918円
  • 1人分の平均:約1,120円
  • 2人分:約2,239円
どちらも東京都区部の小売物価統計調査から、主食を含む3品を単純平均しています。格安弁当だけ、高価格帯のレストランだけを選んだ数字ではありません。一方、量、野菜の品数、店の価格帯まではそろえられないため、「一般的な全国平均」とは扱いません。

ヨシケイは東京圏のカットミールで試算

ヨシケイは地域の運営会社によって料金が変わります。今回は東京都日野市のヨシケイ・オザムが2026年9月に公開している「カットミール」を使いました。カットミールはヨシケイの商品コース名で、カット済みの食材を多く使い、公式では調理時間10~15分と案内しているコースです。

人数:2人用

  • 1日:1,570円前後
  • 月~金5日間:7,460円前後
  • 月~土6日間:8,750円~

人数:3人用

  • 1日:2,010円前後
  • 月~金5日間:9,530円前後
  • 月~土6日間:11,220円~

人数:4人用

  • 1日:2,600円前後
  • 月~金5日間:12,280円前後
  • 月~土6日間:14,460円~
2人用に主食代約106円を加えると、1日注文は2人約1,676円です。5日間コースでは1食あたり2人約1,598円になります。週1食・週3食は1日価格、平日5食は5日間コース価格で計算しました。 自炊モデルとの差は、2人1食あたり約761~839円です。その差額で減るのは、主に献立決め、食材の買い物、必要量の計量、一部の包丁作業です。加熱調理、盛り付け、調理器具と食器の片付けは残ります。 市販弁当との差は2人1食あたり約356~434円ですが、市販弁当は調理そのものがほぼ不要です。ヨシケイを選ぶ価値は「弁当より安いから」ではなく、調理工程を短くしながら家庭で作る食事を残したいかどうかで決まります。
ヨシケイの料金と取扱コースは地域・週で変わります。上記はヨシケイ・オザムの公開料金であり、東京都全域や全国の一律料金ではありません。中央区・新宿区など、同じ東京都内でもヨシケイの配達対象外となる地域があります。

ヨシケイのお試しを検討している方は、「ヨシケイのお試し5days」の料金・コース・申し込み前の注意点をご確認ください。

Oisixは商品価格だけでなく、注文総額と送料を見る

Oisixのミールキット商品「Kit Oisix」は、公式料金ページで2人前994円(税込)から、3人前1,566円(税込)からと案内されています。ただし、最安商品だけを使って月額を出すと、実際より安く見える可能性があります。 そこで、公式料金ページの「Kit Oisixの料金」欄に掲載されている商品から、人数表示が「2人前」になっている32件だけを抽出しました。価格は1,187~2,159円、平均1,900円、中央値2,051円です。
抽出範囲は、公式ページの「Kit Oisixの料金」見出しから「日常で使えるおかずの料金」見出しの直前までです。「2~3人前」と表示された鍋商品1件は除外し、その後に掲載される「たすだけ!シリーズ」、単品惣菜、日配品、野菜なども含めていません。32件はすべて、公式ページ上で「Kit Oisix・2人前」と表示されている商品です。商品例の価格・内容は公式注記上2026年4月1日時点であり、2026年9月の各週の実売価格とは限りません。

送料はキット数ではなく注文金額で決まる

本州の定期宅配では、1回の注文金額が税抜4,499円以下なら送料600円、4,500~6,499円なら300円、6,500円以上なら無料です。つまり、「1キットなら600円、3キットなら300円」と固定されているわけではありません。 今回の中央値2,051円を使い、週に利用するキットを1回の配送にまとめると、税抜換算した注文総額から次の送料になります。
  • 中央値商品を週1食:商品2,051円のため送料600円
  • 中央値商品を週3食:商品6,153円(税込)のため送料300円
  • 中央値商品を平日5食:商品10,255円(税込)のため送料無料
最低価格・中央値・最高価格の幅を出す場合も、それぞれの注文総額に応じて送料を判定しています。

2人前の商品価格:掲載例の最低 1,187円

  • 週1食 送料/月額:600円/約8,200円
  • 週3食 送料/月額:600円/約19,400円
  • 平日5食 送料/月額:300円/約29,300円

2人前の商品価格:掲載例の中央値 2,051円

  • 週1食 送料/月額:600円/約11,900円
  • 週3食 送料/月額:300円/約29,300円
  • 平日5食 送料/月額:0円/約46,700円

2人前の商品価格:掲載例の最高 2,159円

  • 週1食 送料/月額:600円/約12,400円
  • 週3食 送料/月額:300円/約30,700円
  • 平日5食 送料/月額:0円/約49,100円
月額には2人分の主食代を加えています。キットに主食が含まれる商品では、その分は不要です。また、北海道・四国・九州・沖縄は送料が異なり、冷凍商品を加えると冷凍手数料がかかる場合があります。 中央値モデルでは、自炊モデルより2人1食あたり約1,320~1,919円、市販弁当より約915~1,515円高くなります。一方、1回の配送に3~5キットをまとめる場合、外食モデルとの差は2人1食あたり約82円安い~約17円高い程度です。1キットだけ配送すると送料負担が大きく、外食モデルより約517円高い試算になります。
Oisixは、ミールキットだけを少量注文した場合と、一般食材も含めて送料条件を満たした場合で、1食あたりの負担が変わります。商品価格だけではなく、1回の箱全体で判断する必要があります。
ヨシケイとOisixの受け取り方や注文方法まで比べたい方は、「ヨシケイとOisixを比較|料金・調理時間・受け取り方で選ぶなら?」で詳しく整理しています。
ヨシケイ 利用できる地域・コースと、初回向け「お試し5days」の条件を確認できます。 広告リンクヨシケイの公式案内を確認する
Oisix 初回セットの内容と、継続時の商品・送料条件を分けて確認しましょう。 広告リンクOisix公式でKit Oisixを含む現在のおためしセットを確認する

価格差と、減る手間を並べて考える

方法:自炊モデル

  • 自炊モデルとの差 2人1食:基準
  • 減らせる主な作業:特になし
  • 残る主な作業:献立、買い物、下ごしらえ、調理、片付け

方法:市販弁当

  • 自炊モデルとの差 2人1食:約404円高い
  • 減らせる主な作業:献立、食材購入、下ごしらえ、調理
  • 残る主な作業:商品選び、購入・受取、温め、容器処分

方法:ヨシケイ カットミール

  • 自炊モデルとの差 2人1食:約761~839円高い
  • 減らせる主な作業:献立、買い物、計量、一部の包丁作業
  • 残る主な作業:注文・受取、10~15分程度の調理、片付け

方法:外食モデル

  • 自炊モデルとの差 2人1食:約1,402円高い
  • 減らせる主な作業:献立、食材購入、下ごしらえ、調理、片付け
  • 残る主な作業:店選び、移動、待ち時間

方法:Kit Oisix 中央値モデル

  • 自炊モデルとの差 2人1食:約1,320~1,919円高い
  • 減らせる主な作業:献立、買い物、食材の計量・一部の下ごしらえ
  • 残る主な作業:商品選び、受取、調理、片付け
時間は金額に置き換えていません。短くなった時間にいくらの価値があるかは、生活や曜日によって違うからです。「30分減ったから何円得」とは決めず、追加負担と減る作業を別々に見ます。

自炊の方が向いている人

  • 献立決めや買い物を大きな負担に感じていない
  • 特売やまとめ買いを活用できる
  • 残った食材を翌日以降に使い切れる
  • 家族の好みに合わせて量・味付けを細かく調整したい
  • 夕食費をできるだけ抑えることを優先したい
食材を無駄なく回せる家庭では、ミールキットへ全面的に切り替えるより、自炊を基本にした方が費用を抑えやすい結果です。「忙しい曜日だけ週1~2回使う」という併用も考えられます。

市販弁当や外食との置き換えなら価値が出やすい人

  • 疲れた日は外食に流れやすい
  • 夕食前にスーパーへ寄ることを減らしたい
  • 献立は任せたいが、温かい料理は家で作りたい
  • 使い切れずに捨てる食材が多い
  • 毎日ではなく、負担の大きい曜日だけ置き換えたい
ヨシケイは市販弁当より高い試算ですが、外食より低く、献立と買い物を減らしながら短時間の調理を残せます。Oisixの中央値モデルは市販弁当より高く、まとめて注文した場合は外食モデルに近い水準です。Oisixを価格だけで選ぶより、他の食材も同じ箱で買いたいか、メニューの選択肢に価値を感じるかまで確認した方がよいでしょう。

調理自体をなくしたいなら、宅配食の方が合う

ミールキットは調理時間を短くできますが、料理を完成品として届けるサービスではありません。包丁を使わない商品でも、加熱、盛り付け、調理器具の洗浄は残ります。 「献立と買い物を減らしたい」ならミールキットが候補になります。「火を使うことも、フライパンを洗うことも避けたい」なら、冷凍宅配食や冷蔵つくりおきの方が目的に合います。調理をどこまでなくせるかは、「宅配食・冷蔵つくりおきを目的別比較」で確認できます。

結論:ミールキットは「安さ」より、減らしたい家事で判断する

今回の条件では、費用を最も抑えやすいのは自炊モデルでした。市販弁当は自炊より高い一方、調理の大部分をなくせます。ヨシケイは市販弁当より高く、外食より低い試算。Kit Oisixの中央値モデルは、送料を分散できる注文では外食に近い水準になりました。 したがって、「ミールキットは高いか」への答えは、比較相手によって変わります。
  • 自炊と比べれば高い。その差額で献立・買い物・下ごしらえの一部を減らす。
  • 市販弁当と比べても高くなる場合がある。家庭で仕上げる食事を残したいかが判断点になる。
  • 外食の置き換えでは、商品と注文方法によって近い価格または低い価格になる。ただし自宅での調理は残る。
  • 調理自体をなくしたいなら、宅配食や冷蔵つくりおきを選ぶ。
すべての夕食を一つの方法に変える必要はありません。自炊を基本にしながら、忙しい日だけミールキット、調理したくない日は市販弁当や宅配食と使い分ける方が、費用と手間のバランスを取りやすい家庭もあります。
主な出典・確認日 価格や配送条件は変更される場合があります。申込前に、お住まいの地域と注文時点の公式情報をご確認ください。
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